アストラゼネカ製ワクチン接種8日後に亡くなった韓国60代の足に血栓…当局「関連性は確認できず」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.17 07:51
認知症で療養病院に入院していたAさん(64)は先月26日、アストラゼネカ(AZ)製新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)予防ワクチンを打った。接種翌日、高熱で苦労したが、タイレノールを処方された後良くなった。だが、6日午後、突然体の調子が悪化して病院に搬送するうちに亡くなった。Aさんの夫Bさん(64)は「妻は認知症だが、糖尿病・高血圧のような他の基礎疾患がなかった。室内で着実に運動し、調子も安定的だった」として「わずか数日前にビデオ通話をする時には元気だった」と話した。Bさんは「昨年夏ごろから面会が禁止されてガラスの窓の向こう側で顔を見たり、ビデオ通話での面会だけが許されてきた。ワクチンを打てば面会が可能になるだろうと期待していたが、突然別れることになった」として悲しんだ。
当局は死因糾明のために8日、Aさんの死体を剖検した。Bさんは「剖検直後、担当刑事から肺血栓塞栓症(血栓が肺動脈を塞いで生じる疾患)が疑われると言われた」と伝えた。また「政府は『ワクチンを打ってから血栓で死亡した人がいない』と言っている。正確な死因確認に時間がかかるそうだが、接種後死亡した人から血栓が発生した事実は国民に積極的に知らせるべきではないか」と話した。