韓国人俳優で初のアカデミー助演女優賞候補のユン・ヨジョン「この年で想像もしていなかった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.16 18:02
「この年でこんなことがあるとは想像していなかった。ノミネートされたのでもう受賞を応援して望まれるでしょうが、候補になったことだけで賞をもらったのと同じと思う」。
韓国人女優で初めてアカデミー賞助演女優賞候補に上がった映画『ミナリ』のユン・ヨジョン(74)が16日に報道資料を通じて伝えた所感だ。カナダのバンクーバーでの撮影スケジュールを終え前日夜に韓国に到着した彼女は某所で休息しながら新型コロナウイルスによる2週間の自己隔離に入った。第93回アカデミー賞の主宰側は15日、ユン・ヨジョンをマリア・バカローバ(『続・ボラット』)、グレン・クローズ(『ヒルビリー・エレジー』)、オリビア・コールマン(『ファーザー』)、アマンダ・セイフライド(『マンク』)とともに助演女優賞候補にノミネートされた。
世界的な俳優とトロフィーを競うことになったユン・ヨジョンは、「これまで応援に感謝しながらも正直負担になった。五輪選手らの心的な苦しさを感じることができた」とした。続けて自身は競争を好まないとしながら「事実ノミネートされたことだけでもとても光栄で、候補に上がった5人全員が各自の映画で最善を尽くした。同じ作品を異なる俳優が演技して順位を付けるものではないので、このノミネートだけでも賞をもらったのと同じだ」と繰り返し話した。