過去にブリンケン米国務副長官を批判した北朝鮮、今度はどう対応か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.16 16:24
ブリンケン米国務長官が国務副長官として在任中(2015年1月-17年1月)、北朝鮮の談話について冗談のように話した言葉がある。「北朝鮮が出す談話はいったい誰が作成しているのか気になる。このような表現は言語の錬金術師と呼んでもかまわないのでは」。これはブリンケン氏がそれだけ北朝鮮の談話の表現を一つ一つ細かく分析し、対北朝鮮戦略に関与したということでもある。こうした北朝鮮特有の毒舌の標的になることもあったブリンケン氏が17日、国務長官として韓国を訪問するが、北朝鮮がどのような反応を見せるかに関心が集まっている。
◆ブリンケン氏、対北朝鮮制裁の枠を作った張本人
ブリンケン氏が副長官だった当時、北朝鮮は「ハリネズミ戦略」で一貫した。手を差し伸べても挑発で応酬し、これを批判する人には言葉の爆弾を投下した。韓半島(朝鮮半島)業務を担当したブリンケン氏に対してもそうだった。当時のケリー国務長官は中東問題に、副長官だったブリンケン氏が北朝鮮の核問題をはじめとするアジア問題に注力することで、業務の分担がされた状況だった。当時、北朝鮮は核完成のために最後の加速段階に入る時期であり、米国は韓日と共に圧力に動いた。前例がないほど強力な現在の対北朝鮮制裁の枠組みは実際、その当時に作られたものだが、ブリンケン氏がその中心にいた。