済州（チェジュ）国際空港で航空機２機が衝突する事故が発生したにもかかわらず、乗客を乗せて運航することが発生した。

１１日、国土交通部などによると、８日午後４時５０分ごろ済州空港国際線の係留場付近でチェジュ航空７Ｃ６０６便の左翼とエアソウルＲＳ９０６便の尾翼の最後の部分がかすめる事故が起きた。

当時チェジュ航空旅客機には乗客１５１人、エアソウル航空機には１７１人が搭乗していたことが分かった。だが、エアソウル航空機は該当事実に気付かずに乗客を乗せて運航した後、金浦（キンポ）空港に到着してから衝突事実を確認したという。チェジュ航空機も光州（クァンジュ）空港に行って済州空港に戻ってきた後に該当事実を確認したことが分かった。旅客機の衝突部分は少し引っかかれる程度の跡が残っていたと国土交通部などは説明した。

国土交通部は事故の経緯を調べて航空安全法など法規違反が明るみに出れば処罰する方針だ。国土交通部関係者は「航空事故調査委員会で事故や準事故でない軽微な航空安全の障害だと判断した」と明らかにした。

これに先立って、２０１７年９月２９日には済州空港で離陸準備中だった民航機と軍用機が滑走路上で衝突するところになった事故が発生したこともある。当時、正常的な離陸許可を得て離陸した航空機が海軍軍用機が移動していることを見てブレーキをかけ、滑走路にそのまま立ち止まり、民航機の車輪に穴ができて１時間程度滑走路が閉鎖されたこともある。