世界3番目の火星着陸国を目前に控えている中国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.11 16:20
米中宇宙戦略競争の発端は2001年アフガニスタン戦争と2003年イラク戦争に現れた米国の火器から始まった。衛星利用測位システム(GPS)で飛ばすクルーズミサイルなどの武器体系が高度な精密打撃能力を見せたためだ。GPSは人工衛星に依存して運営される。このような火器に対する最善の防御策は人工衛星を撃墜するかGPSの衛星送受信を遮断または妨害することだ。中国は2007年に人工衛星に打撃を与える防御能力を公開した。その後、中国の宇宙科学技術は日進月歩している。
2020年8月現在、宇宙には2787基の人工衛星が打ち上げられている。中でも米国の衛星が1425基で最も多い。中国は382基、ロシアは172基だ。同年7-9月期、世界は327基の衛星を打ち上げた。273基が商業衛星、11基が軍事用だ。この期間に中国は29基の衛星を打ち上げた。反面、米国は2020年8月までに27基の衛星を打ち上げ、このうち15基はイーロン・マスク氏のスペースXの衛星だ。