中国・ロシア「月ステーション」を共同で建設へ…米国と「宇宙新冷戦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.11 09:13
中国とロシアが共同で月に宇宙ステーションを建設することにした。技術奪取を懸念した米国の反対で国際宇宙ステーション(ISS)プロジェクトに参加できなかった中国がロシアと手を握り、反撃に出たのだ。
9日(現地時間)、中国官営メディアGlobal Times(グローバルタイムズ)によると、この日、中国国家航天局(CNSA)の張克倹局長とロシア連邦宇宙公社(ロスコスモス)のドミトリー・ロゴージン代表は国際月科学研究所(ILRS)共同建設のための了解覚書を締結した。了解覚書には宇宙飛行士が月軌道と表面で実験することができるように支援する複合研究施設団地(宇宙ステーション)を共同で建設するという内容が盛り込まれている。設計から運営まで両国が共同でプロジェクトを進める。この施設は中国とロシアだけではなく、他の国にも開放する計画だとCNSAとロスコスモスは明らかにした。
中国当局は2019年6月、「17カ国と23団体が参加する中国宇宙ステーションプロジェクト間の協力を承認した」としながら「特定国家を排除してはいないが、米国はわれわれの基準に到達できなかった」と明らかにした。これは米国の中国排除に対して正面から対抗する性格を帯びている。