韓国で親世代より貧しい初の世代…彼らに「公正」の意味が大きくなった理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.10 16:59
2019年結婚したキムさん(35)は最近スマートフォンで株価を確認するのが日課だ。もともと株式投資には関心がなかったが、すでに家を買った友人が大きな収益を出しているのを見て焦りを感じた。キムさんは「いまは株式投資でもしなければ本当に雷乞食(成金の反対語、相対的貧困に陥った人々を指す新語)になりそうな不安が大きい。少なくとも株式投資は学閥や地縁のようなもの自体がないだけでなく、LHの一部職員による『内部情報投機』、チョ・グク元法務部長官の『パパチャンス』のような反則が通じないため公正だと考える」と話した。
国家未来研究院の依頼によりビッグデータ専門企業のタパクロスが1億1147万件に達するビッグデータを分析した結果、経済分野の核心価値で公正が占める割合は2019年の10.3%に比べ昨年は32.0%と3倍以上に大きくなった。
2019年までだけでも公正は経済分野で重要な話題ではなかった。2019年の経済問題に関する話題1位は言及量147万2506件の「日本製品不買運動」、2位は96万710件の「日本輸出規制など経済報復措置」など国家的問題だった。こうした問題は成長(36.3%)と発展(32.0%)、協力(14.4%)という価値とつながった。当時だけでも公正は「オープンバンキング全面施行」(7位)、「旅客自動車運輸事業法改定案議決議論」(10位)のように経済革新とつながった付加的価値だった。それも成長と関連する意味だった。