日本学界・市民社会、「ラムザイヤー慰安婦論文」に初の批判声明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.10 15:41
日本軍慰安婦の実体を否定するマーク・ラムザイヤー米ハーバード大学ロースクール教授の論文について、日本の学界と市民社会が初の公式批判声明を発表した。
10日、慰安婦問題の学術サイトを運営する日本の市民団体「Fight for Justice(ファイト・フォー・ジャスティス)」は歴史学研究会、歴史科学協議会、歴史教育者協議会などの学術団体と合同で、国際学術誌「インターナショナル・レビュー・オブ・ロー・アンド・エコノミクス(IRLE)」オンライン版に掲載されたラムザイヤー教授の論文の内容を批判する緊急声明を発表した。
同声明では、慰安婦を公娼と同一視するラムザイヤー教授の論文は、専門家の査読をすりぬけて学術誌に掲載されたことに驚きを禁じ得ないとした。ラムザイヤー教授の論文は、先行研究が無視されているだけでなく、多くの日本語の文献が参照されているわりに、その扱いが恣意的とも指摘した。また、肝心の箇所では根拠が提示されずに主張だけが展開されているとし、問題点を挙げた。