韓経:文大統領、韓国がOECDで成長率1位と言ったが…事実でなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.08 08:11
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が1月、「我々の経済が昨年経済協力開発機構(OECD)国家のうち最高の成長率を達成した」と「新年の辞」で強調したが、事実でないことが明らかになった。韓国より高い成長率となった国が次々と出ているからだ。
アイルランド中央統計局(CBS)は5日、昨年の実質国内総生産(GDP)増加率を3.4%と発表した。欧州国家のうち最も高い。韓国(-1.0%)より4.4ポイントも高い数値だ。これに先立ちノルウェーも韓国より高い-0.8%と発表した。ノルウェーは人口10万人あたりの新型コロナ感染者数が欧州でフィンランドに次いで少なく、防疫の成果が表れた。OECD37加盟国のうち、昨年の成長率を発表した国はまだ10カ国ほどにすぎない。
アイルランドがコロナ事態の中でも昨年成長できたのは、外国人直接投資(FDI)誘致戦略のためだと、ウォールストリートジャーナル(WSJ)は伝えた。欧州で最も低い水準の法人税率で多国籍企業の本社を呼び込み、昨年のような危機状況で税収をむしろ増やすことができたということだ。