「南北関係改善で非核化交渉を進めるというのは単純な考え」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.05 10:16
財団法人「韓半島平和構築」(理事長・洪錫ヒョン)が先月23日に開催した新春対談で、今年は南北関係の改善を核問題の改善より前に置くべきでないという指摘があった。「韓半島(朝鮮半島)平和、どう築くべきか」をテーマに開かれたこの日の対談で、韓国開発研究院(KDI)国際政策大学院の全洪澤(チョン・ホンテク)名誉教授は「北にとって核兵器は生存の問題」とし「中道的な立場で接近すれば、南北関係の改善を核問題の改善より前に置いたり、南北関係の改善を動力にしたりして、非核化交渉を進めることができるというのは単純な考えだ」と指摘した。
申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使は「文在寅(ムン・ジェイン)政権は過去4年間、南北関係にオールインし、残りの1年もそうするはず」とし「しかし現実的に南北関係を短期間で改善したり、北の非核化に到達したりするのは不可能だと考える」と憂慮した。