韓国検察内「盾役が消えた…権力捜査オールストップの恐れ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.05 10:04
尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長が4日電撃辞退すると検察内外では与党の「検察揺さぶり」が続いただけに「来るべきものが来た」という反応だ。月城(ウォルソン)原発の経済性ねつ造疑惑など「生きている権力」への捜査の動力が落ちる可能性があるという懸念も提起された。
ある検事は「『巨悪清算』を通じて国民を保護するという使命感で行われた捜査が一部の現政権の要人によって人権蹂躪に貶められた」として「そうするうちに重大犯罪捜査庁法案などで刑事司法システムの全体を無力化させようとする状況で検察総長の選択は避けられなかった」と分析した。他の検事は「“立法暴力団”のような人々の乱暴な振る舞いがいつまで続くのか心配」と話した。
尹総長の辞職願は最高検察庁課長を通じて法務部に伝えられた。朴範界(パク・ボムゲ)法務部長官は「遺憾」という立場を明らかにした。また、わずか1時間20分後である午後3時20分ごろ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が直ちに辞意を受け入れると明らかにすると、「(与党で)あえて要請することはできないが、本来切実に願っていたことが叶ったのではないか(不敢請固所願)」という見方も出てきた。