「コロナ衝撃」女性の方が大きかった…ことし女性雇用78万件増やす=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.04 15:12
韓国政府が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)による雇用衝撃に対応するため、ことし女性の雇用を78万件ほど増やすという目標を提示した。トルボム(保育・看護・介護)休暇を取れば、一日5万ウォン(約4750円)の休暇手当を支給する支援も新型コロナが終息するまで延長することにした。
女性家族部は4日、汎部署合同でこのような内容が盛り込まれた「新型コロナ女性雇用危機回復対策」を発表した。女性家族部によると、2019年まで上昇傾向を見せていた女性雇用率(15~64歳)は、昨年は56.7%で1.1%下落した。昨年、前年比就業者数も男性は約8万人減だったが、女性は14万人程度減少し、1.5倍以上の差が出た。ことし1月、女性の雇用は前月より59万7000件ほど減った。
鄭英愛(チョン・ヨンエ)女性家族部長官はこの日の記者会見で、「トルボムと労働を両立する女性の大変さが、一層深刻に現れている」とし「女性就業者が主に新型コロナの被害が大きい対面サービス業種に集中しており、休校や休園などで子供の世話の空白が生じ、世話の責任が主に女性に転嫁され、経歴断絶の危機にさらされるなど、これまで累積されてきた労働市場性別格差の結果」と分析した。また、「雇用衝撃、女性の経歴断絶問題が長期化しないように雇用の拡大、雇用維持など緊急対策が必要な状況」と述べた。