人権侵害問題になった中国の「肛門検査」…あながち間違いではなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.04 08:49
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)を検査する標準方法は「遺伝子増幅(PCR)」技法だ。通常、鼻の穴や喉の奥深くに綿棒を入れて検体を採取して分析する。新型コロナウイルスの場合、主に呼吸器の上皮細胞についているため、該当部位から検出される確率が高いためだ。ところが最近、中国が新しい検体採取部位を要求していて論争になっている。海外からの入国者に対して、鼻や喉ではなく肛門から糞便サンプルを採取して検査する方法を導入しているとのことだが、人権侵害問題だけでなく実効性問題にまで発展している。
◆日本政府「肛門PCR検査免除」要請
問題が水面上に現れたのは、1日、日本政府が中国側に自国民に対して肛門検体採取検査を免除してほしいと要請したことを受けてだった。共同通信によると、加藤勝信官房長官は定例記者会見で「一部の日本人が中国に到着した後、肛門検査を受けたという情報とともに心理的苦痛が大きいという苦情が駐中日本大使館に入っている」とし「肛門から検体採取をするPCR検査から日本人は免除することを要請した」と話した。