【コラム】中国・北朝鮮のサイバー心理戦に韓国は無防備(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.03 15:06
昨年10月7日、BTS(防弾少年団)はヴァン・フリート賞授賞式で「韓国戦争(朝鮮戦争)70周年を迎えて韓米両国が共に体験した苦難の歴史と多くの犠牲を記憶しなければならない」という所感を明らかにした。中国ネットユーザーは「BTSが抗米援朝(中国の韓国戦争の名称)の歴史を侮辱した」と言って集団サイバーテロを加えた。BTSを使った各種広報やアルバムが一瞬消えた。世界のメディアは「BTSが偏狭な中国民族主義のスケープ・ゴートになった」と批判した。SNS上に中国共産党をナチスドイツに比喩した「チャイナチ(China+Nazi)」のハッシュタグ(#)が広がり、BTS非難コメントが消えた。
昨年3月1日には韓国内の世論操作勢力が中国人だという内容の「チャイナゲート」が検索語1位に入った。2014年日本の放送で彼らの実体が暴露されて国際的な波紋を広げた。