「京畿道のAZワクチン接種者、初めて重症の疑い…2件ともアナフィラキシーではない」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.03 13:37
韓国で新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が始まって5日目の2日、京畿道(キョンギド)で初めて重症と疑われる異常反応事例2件が報告された。ただ、ともにアナフィラキシー(全身性のアレルギー反応)ではないと、道の保健当局は把握している。
京畿道保健当局によると、前日、京畿道の議政府(ウィジョンブ)と平沢(ピョンテク)の療養型病院2カ所でアストラゼネカのワクチン接種を受けた50代と60代の男性2人が、血圧低下と全身無力感の症状を見せ、現場措置後に付近の病院に運ばれて治療を受けている。現在は好転した状態という。
議政府の50代の男性は接種後20分ほど経過してから言葉を話しにくくなり、頭痛、全身無力感などの症状を訴えて病院に移された。平沢の60代の男性は接種から一日が過ぎた後に発熱し、全身の筋肉痛、血圧低下の症状で病院に運ばれた。2人とも療養型病院の患者で、50代の男性は高血圧と糖尿、60代の男性は脳血管疾患の病歴があると、当局は把握している。先月26日に接種が始まってから2日まで疾病管理庁が集計した異常反応は計156件で、すべて予防接種後によく見られる軽症事例だった。38度以上の発熱、筋肉痛、頭痛、吐き気、寒気、めまいなどの症状だ。重大な異常反応を見せる場合は重症と判断するが、2人の患者は言葉が出にくくなり、血圧低下の症状を訴えたという点が、これまで報告された軽症の事例とは異なる。