発射前に撃滅…バイデン政権が対北朝鮮戦略を検討
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.03 08:06
対北朝鮮戦略を再検討中の米国のバイデン政権が北朝鮮の核・ミサイル戦力を事前に無力化する「発射の左側(=発射寸前、Left of Launch)」戦略を再検討している。この戦略はサイバー戦争・電子戦を通した事前発射遮断だけでなく、オバマ政権末期に検討された先制打撃まで含むものだ。
先月23日(現地時間)に開かれた米戦略国際問題研究所(CSIS)主催のテレビ会議で、ジョン・ハイテン米統合参謀本部副議長は北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応する防御体系に関し「迎撃に焦点を合わせた従来の防御戦略は(THAAD・パトリオットなど)迎撃体系の数量を考慮すると限界があるのは明らか」とし「ミサイルが発射される前に遮断する『発射の左側』に焦点を合わせた総合的な防御戦略を推進すべきだ」と明らかにした。翌日、ケネス・ウィルズバック米太平洋空軍司令官も「太平洋空軍はサイバー司令部・宇宙軍などと共に『発射の左型戦略』を実現できるよう関心を持って推進している」と話した。