韓経:「米国が戻ってきた」というが…バイデン外交は所々で雑音
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.02 12:23
イランが先月28日(現地時間)、核問題に関連した米国と欧州の早期交渉提案を拒否した。ミャンマーでは米国の制裁にも軍部がクーデターに抗議するデモ隊を武力鎮圧して大規模の流血事態が発生した。ジョー・バイデン行政府が3年前ジャーナリストの暗殺背後に名指したサウジアラビア皇太子を制裁対象から除外したことに対しては「軽い処罰」という論議を呼んでいる。国際舞台で民主主義陣営の代表として米国のリーダーシップを回復するというバイデン大統領の構想が出発から暗礁にぶつかったという指摘が出ている。
イランのハティーブザーデ外務省報道官はこの日「米国と欧州3カ国(英国、フランス、ドイツ)の最近の言動を考えると、彼らと早期交渉をする時でないと考える」として交渉提案を拒否した。米国、英国、フランス、ドイツは2015年バラク・オバマ行政府時代、イラン、中国、ロシアとともにイラン核合意(JCPOA)に署名した。イランが核開発をあきらめる代わりに、イランに対する国際社会の制裁を緩和する条件だった。ドナルド・トランプ行政府は「不完全な合意」だとして2018年合意から一方的に脱退してイラン制裁を復元した。これに対抗して、イランは核開発速度を高めている。