韓国、海外株式取引額が過去最大…寝るのをあきらめた個人投資家たち
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.02 12:05
会社員のパクさん(31)は先月23日に貯蓄銀行の通帳から300万ウォンを下ろして米電気自動車メーカーのテスラの株を買った。昨年テスラの株価が大きく上がるとパクさんは投資機会を逃したという思いから後悔したという。パクさんは毎晩米ニューヨーク証券市場でテスラがいくらで取引されているのか確認する。彼は「最近韓国総合株価指数(KOSPI)の騰落が激しくなり、韓国の代わりに米国市場への投資比率を増やしている」と話した。
海外証券市場の状況を見守るのに夜もまともに寝られない海外株式に投資する個人投資家が増えている。韓国預託決済院が1日に明らかにしたところによると、先月の韓国の個人投資家と機関投資家の海外株式取引額は497億2948万ドルだった。月間海外株式取引額では預託決済院が関連統計を集計し始めた2011年以降で最も多かった。1月の368億122万ドルより35%増加した。昨年2月の82億2185万ドルと比較すると6倍に増えた。
韓国人投資家が最も多く取引した海外株はテスラだった。先月21億6821万ドル相当を買い18億6378万ドル相当を売った。月間取引額は40億3199万ドルに達する。先月の買い越し1位銘柄もテスラで3億443万ドルを記録した。テスラの株価は先月2日に849.99ドルまで上昇したが、先月26日には675.50ドルで取引を終えた。先月2日の最高値でテスラ株を買った投資家なら20%以上損したという話だ。