K注射器、1人分多く接種できるが…ワクチン契約書の不都合な真実=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.01 08:21
韓国国内で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まり、熟練した医療スタッフが「最小残余型(Low Dead Space=LDS)注射器」を使用すればワクチン1バイアル(瓶)あたりの接種人員を1、2人増やすことができるという主張が出てきた。
27日午前、ファイザー製ワクチンの最初の接種現場でチョン・ギヒョン国立中央医療院(NMC)院長は丁世均(チョン・セギュン)首相にこのように伝えた。ファイザーはワクチン1バイアルで6人接種するのを7人に、アストラゼネカ(AZ)は10人接種するのを11、12人に増やせるということだ。疾病管理庁は、従来の指針で定めた抽出量に基づいて1回分が残る場合は廃棄せず接種してもよいという公文書を送った。では、このように接種人員を増やせばワクチンの追加確保と同じ効果を出せるのだろうか。
ファイザーが生産した新型コロナワクチンは1瓶あたり6人に接種することで食品医薬品安全処の許可を受けた。ところが実際に接種を始めてみると7人に注射することができた。27日、300人が初めてファイザー製ワクチンを接種した結果、ほとんどの場合、1瓶あたり7人分まで取れたという。疾病管理庁の関係者は「国内企業が開発したLDS注射器が期待以上の効果を出し、接種センター看護師の技術が優れているため」と説明した。