【韓中ビジョンフォーラム】「米中どちらかを選ぶのではなく韓国の原則と立場を打ち出さなくては」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.24 11:42
▽ワン・ユンジョン慶熙(キョンヒ)大学教授=世界には2種類の形の統合がある。韓中自由貿易協定(FTA)は浅い統合の典型的形態だ。これに対しバイデン政権が夢見るのは価値と理念、体制安保規範を世界的に統合する深い統合だ。これは韓国に新たな機会または幸運かもしれない。これまで草野球をしていたのにメジャーリーグで活躍する機会を得たということだ。インド太平洋地域で韓国がリンチピンの役割ができ、クアッドプラスに入ることもできる。なぜ韓国はこれを自ら蹴飛ばさなければならないのか。
▽イ・ジョンナム高麗(コリョ)大学教授=中国は現在自分たちが置かれた状況がそれほど悲観的ではないと予想するようだ。理由がある。例えばトランプ大統領の米国優先主義のため米国と欧州の信頼関係が壊れた。最小限欧州が米国と組んで積極的に中国を抑制する側には進まない状況が作られたということだ。アジア諸国も東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を締結し中国との経済関係を最優先としている。中国は持久戦を掲げる。ロシアとは協力を強化し、欧州は対中牽制に積極的に介入しないように中和させ、東南アジアなど東アジアを根拠地として成長を引き出し徐々に米国の対応に準備していく大きな構想をしているようだ。