【社説】ワクチン第1号接種、指導層の率先垂範を期待する=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.24 11:43
韓国初のワクチン接種が26日に近づいたが、ワクチンの安全性と有効性に対する不安・不信が収まっておらず対策が必要だ。特に、韓国で一番初めて接種するアストラゼネカ(AZ)のワクチンの有効性をめぐる論議のためなのか、ある世論調査で回答者の52.8%が接種延期、または拒否の意向を明らかにした。
政府がまもなくワクチン第1号接種者を公開する予定だが、誰にするのかをめぐって依然として騒ぎとなっている。結論から言えば、ワクチンに不信がある中で国民の信頼を高めるためには指導層の中で誰か率先するのが一つの方法だ。
政界では文在寅(ムン・ジェイン)大統領が最初に接種すべきだという声が提起された。もちろん、個人の選択であるだけに強要する問題ではないが、文大統領としては優れたリーダーシップと政務的感覚を表わす良い機会だ。医者出身である国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表は先に打つ意向をすでに明らかにした状態だ。