韓国国防長官「脱北者、送還を恐れて軍哨所を避けた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.24 08:21
16日に東海(トンヘ、日本名・日本海)で38度線を越えた北朝鮮の男性は、送還されることを恐れて軍哨所を避けていたことが確認されたと、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官が23日明らかにした。徐長官はこの日、国会国防委員会で「北の男性はなぜ軍哨所を避けていたのか」という河泰慶(ハ・テギョン)国民の力議員の質問に対し、「軍の哨所に入って亡命すれば北に送り返されると思ったと陳述した」と答えた。続いて「それで民家に行こうとしたようだ。軍人が武装しているため銃で撃たれると考えたのかもしれない」と話した。
河議員は「北の内部では韓国に脱北者が行っても送還されると虚偽の宣伝をしている。その証拠が今回来た人だ。脱北したくても軍が脱北者を保護しないという疑心のため、できない人たちがいるということだ」とし「この問題への対処が必要だ」と強調した。韓国政府は昨年11月、東海で拿捕された北朝鮮住民2人を北朝鮮に強制追放した。