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コロナ最前線の医療陣に賃金185億ウォン未払いの韓国政府「予算不足」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.24 08:10
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韓国政府が新型コロナウイルス対応のため最前線に派遣された医療陣に予算不足を理由に賃金支払いを先延ばししていたことが23日に確認された。医療陣は未払い賃金の支払いを求め続けており、先月までの賃金未払い額は総額185億ウォン(約17億5428万円)に達すると集計された。

野党「国民の力」のチョ・ミョンヒ議員は中央事故収拾本部から提出された資料を引用し、1月までに新型コロナウイルス対応のために派遣された医療陣は医師255人、看護士760人、看護補助者165人、支援人材251人の1431人で、賃金未払い額は総額185億2400万ウォンだと明らかにした。

 
彼らに適用される日当は、医師が35万ウォン、看護士が20万ウォン、看護補助者が10万ウォン、軍医官・公衆保健医師が12万ウォン、軍看護士が7万ウォン水準だ。民間派遣人材には別に危険手当、専門職手当てなどが追加で支払われる。

韓国政府は予算不足により賃金未払いが起きたと釈明した。昨年12月から先月まで患者が急増して派遣人材も大幅に増員されたことで予算が底をついたということだ。中央事故収拾本部関係者は問題解決に向け予備費不足分確保に向け財政当局と協議していると明らかにした。

賃金を直接支払わなくてはならない自治体も厳しい境遇だ。自治体は中央事故収拾本部に給与を支給してほしいと要求したが、予算を確保して2~3月初めには支給する予定という原則的な回答だけ返ってきたという。

チョ議員は「文在寅(ムン・ジェイン)政権がK防疫広報には多くの予算を投じながら、新型コロナウイルスの現場最前線で奮闘する医療陣の給与は未払いにしている。広報性予算節減を通じて医療陣の給与支払いと処遇改善に努力しなければならない」と指摘した。

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