ヨズマグループ韓国法人代表「イスラエル・韓国の血を混ぜて第2のNNOXをつくる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.23 13:29
イスラエルの経済首都テルアビブにはグーグル、アップル、クアルコムなど世界的な技術企業の研究開発(R&D)センターおよそ400カ所が密集している。人口1000万人にもならない小さな国が世界的な創業国家に成長した背景には、官民母胎ファンド「ヨズマ(ヘブライ語で「創意」「開始」)ファンド」がある。ヨズマファンドはイスラエル首相室傘下の首席科学官(閣僚級)を務めたイガール・エルリフ会長の指揮の下、1990年代に数百のベンチャースタートアップを支援し、グローバル企業のR&Dセンターを誘致した。ヨズマグループの年間運用資産は約4兆ウォン(約3800億円)にのぼる。
そのヨズマグループが2013年に韓国連絡事務所を開設した当時、国内創業界はユダヤ人資本の登場に大きな期待を抱いた。2年後、事務所は韓国法人になった。韓国法人長のイ・ウォンジェ代表(37)が注目を浴びたのもこの時期だった。ヘブライ大学で比較宗教学博士課程を踏む母について12歳からイスラエルで過ごしたという彼の履歴は、国内ベンチャーキャピタル(VC)業界に「イスラエル式の創業成功秘訣を伝授する」新鮮な風だった。しかし7年が過ぎてもヨズマグループが韓国のスタートアップに「大規模投資」をしたという話は聞こえなかった。