【時論】人口の自然減少開始、国家存立危機の信号だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.23 10:23
専門家がかなり以前に予想した通り、地球に住む韓国人の数が昨年初めて減少し始めた。行政安全部は2020年12月末、住民登録簿基準で人口が前年度より2万838人が減り5182万9023人にとどまったと、先月、発表した。今や韓国は人口の自然増加時代は終わり、本格的な人口縮小時代に入った。
このような人口縮小は、これまで底なしに落ちた出生率と平均寿命の延長がもたらした結果だ。昨年の出生数は27万人余りで過去初めて20万人台に減少した。高齢化は世界最速で進行中だ。2000年高齢化社会に、2017年高齢社会に進入し、2025年には超高齢社会になる見通しだ。日本よりも速い。この流れに照らしてみると、今後人口縮小が人口拡大に転換する可能性は皆無だ。かえって時間が経つほど人口減少幅はさらに大きくなるのは確実だ。