韓国10大グループも半導体・化学のみ好調…車・造船・鉄鋼は不振
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.22 14:17
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が吹き荒れた昨年、韓国10大グループの中でも営業利益が増加したのは半導体・化学・証券業界に限定された。自動車・鉄鋼・造船・石油などその他5分野は営業利益が縮小し、新型コロナの余波を避けることができなかった。これにより、大企業の協力会社など中小企業の業績も不振を免れず、新型コロナにより大・中小企業間の二極化がさらに深刻化したという分析が出ている。
◇昨年の10大グループの代表的系列会社業績分析
21日、中央日報が10大グループの代表的系列会社10社(時価総額上位基準)について昨年の実績を分析した結果、サムスン電子・SKハイニックス・LG化学・ハンファソリューション・NH投資証券は営業利益が2019年に比べて増加したことが分かった。業種別にみると、半導体2社、化学2社、証券1社だ。しかし、現代(ヒュンダイ)車・韓国造船海洋・ポスコ・ロッテケミカル・GSカルテックスの営業利益は減少したことが分かった。KAISTテクノ経営大学院の李炳泰(イ・ビョンテ)教授は、「新型コロナという外部変数による業種別実績への影響が明確に表面化した」とし、「今回の危機克服過程を経て新たな新成長業種に投資し、持続的低下が予想される業種は早めに対応策を立てなければならない」と述べた。