「北朝鮮、ファイザーをハッキング…韓国のワクチン技術も奪取図る」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.17 07:55
北朝鮮が新型コロナウイルスワクチンを生産する多国籍製薬会社のファイザーにハッキングを試みたことがわかった。国会情報委員会「国民の力」幹事である河泰慶(ハ・テギョン)議員が16日に明らかにしたところによると、国家情報院はこの日の情報委員会業務報告で「ファイザーが最近ハッキングに遭った」という趣旨で報告した。国家情報院はまた、韓国の新型コロナウイルスワクチンや治療剤の基本技術に対し北朝鮮の奪取の試みがあったという事実も伝えた。
今年に入り韓国へのサイバー攻撃の試みは1日158万件で、前年比32%増加した。ハッキングもほとんどが北朝鮮がしたものと国家情報院は把握した。情報委員会「共に民主党」幹事である金炳基(キム・ビョンギ)議員はこの日午後の情報委員会会議後に記者らと会い、「北朝鮮が韓国国内の主要人物100人ほどにハッキングメールを送った」と伝えた。河議員は「北朝鮮が自治体行政ネットワークへの浸透に向け駐車管理業者のシステムをハッキングし、先端技術と金銭を奪取するためにハッキングメールもばら撒いている。国家情報院が関連機関と対応してほとんど先制遮断したという」と話した。