ニュージーランド、中国-西側国家の神経戦を終えられるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.13 11:56
今年は米国をはじめとする西側国家との関係を少しでも回復することができるのか。現在、中国の大きな悩みの一つだ。こうした中、中国が目を向けている国がある。それはニュージーランドだ。香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は最近、「ニュージーランドが中国と主要西側国家の間で仲裁者の役割をすることができる」と報道し、この国を注目した。
ニュージーランドは「ファイブアイズ」(Five Eyes、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドが参加する機密情報同盟体)の一つ。米国、英国、カナダ、オーストラリアは中国と対立しているが、ニュージーランドだけは中国との関係が良い。中国がニュージーランドに期待する理由だ。
さらにニュージーランドは先日、中国と自由貿易協定(FTA)を拡大した。先月26日、中国とニュージーランドは従来のFTAをさらに拡大する協定を結んだ。2008年に中国とFTAを締結したニュージーランドは中国を最大の貿易パートナーとする。両国間で行き来する金額は25兆ウォン(約2兆3600億円)を超える。今回のFTA拡大で2国間貿易額はさらに増える見込みだ。