国連の対朝制裁委「北朝鮮、豊渓里核施設に今も人材残っている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.09 14:04
北朝鮮が昨年、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染拡大事態にも核兵器開発を継続しており、豊渓里(プンゲリ)核実験場に人材が残っているという内容が盛り込まれた国連の調査結果が公開された。ロイター通信は8日(現地時間)、国連安全保障理事会(安保理)の対北朝鮮制裁委員会の年次専門家パネル報告書を入手し、このように報じた。
ロイター通信によると、報告書は「北朝鮮は核分裂物質を生産し、核施設を管理しており、弾道ミサイル関連インフラをアップグレードした」と評した。この過程で、海外から原料・技術の導入を模索したと付け加えた。
また、報告書は「2020年には核実験や弾道ミサイル実験はなかったが、北朝鮮は新たな弾道ミサイルの弾頭を実験・生産し、戦術核を開発すると宣言した」と指摘した。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮総書記は1月に開かれた第8回労働党大会で戦術核と原子力潜水艦、極超音速兵器の開発などを指示した。