韓国独自技術の3段式ロケット「ヌリ号」、今年10月に高興から打ち上げ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.09 07:04
韓国の独自技術で製作した3段式ロケットが過去初めて年内に韓国から打ち上げられる。イーロン・マスク氏が設立したスペースXを通じて打ち上げる月探査軌道船も組み立てる。
韓国科学技術情報通信部は8日、関係部署16カ所とともに宇宙開発振興実務委員会を開き、このような内容をまとめた案件を審議・確定した。2018年に政府が樹立した「第3次宇宙開発振興基本計画」のうち、今年6250億ウォン(約588億5000万円)を投じる主要事業だ。今年の宇宙開発振興施行計画の中で最も注目されるのは、独自技術で開発した最初の発射体(ロケット)を宇宙に打ち上げるプロジェクトだ。韓国政府は今年10月、全羅南道高興(チョルラナムド・コフン)の羅老(ナロ)宇宙センターから韓国型発射体「ヌリ号(KSLV-II)」を打ち上げる。ヌリ号は搭載重量1500キログラム、全長47.2メートルの3段式液体燃料ロケットだ。第1段は75トン級液体エンジン4基、第2段は75トン級1基、第3段は7トン級1基で構成されている。現在、韓国航空宇宙研究院(KARI)で第1段部の認証モデル燃焼試験を実施している。第2段・第3段ロケットは検証を完了した。