【現場から】「そのような脱北者は国民でない」という韓国外交長官候補
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.08 11:49
「この人たちは大韓民国の国民として見なさなかった」。
5日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官候補者の人事聴聞会。鄭氏が話した「この人たち」とは2019年に政府が凶悪犯という理由で北朝鮮に送還した脱北漁夫だった。「憲法の保護を受ける最小限の条件を満たしていなかった。一般の脱北者とは異なる」という発言からは所信も感じられた。
しかし鄭氏は脱北者のうち誰は憲法で保護して誰は追放するのかを政府が決めるという危険な言葉のように聞こえた。野党議員らが「大韓民国の領土は韓半島とその附属島嶼とする」という憲法3条を挙げ、北朝鮮住民も大韓民国の国民だと反論した理由だ。