韓国、ファイザーの今月導入が不透明…専門家「ロシアのワクチンなどプランBを」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.08 08:01
アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンの高齢者接種をめぐり論議が続いている中で、韓国初めてのワクチンと知らされたファイザー・バイオンテックのワクチン導入時期が今月末以降に遅れるなど不確実性が依然として残っている。ファイザーのワクチンはワクチンの共同購入の枠組み「コバックスファシリティ」が供給する。
防疫当局関係者は7日「コバックスファシリティがファイザーのワクチン(5万8500人分)の供給時期を今月末以降に知らせてきた」として「今の時点では導入日程がまだ定かでないと考えた方が良い」と話した。その間当局はこのワクチンの導入時期を「旧正月連休以降」「今月中旬以降」と説明してきた。この関係者は「今月を越す可能性もあるか」という質問に「そうならないように願う。(コバックスを)信じることはできない」と話した。
2000万人分を受けることになっているノババックスのワクチン契約もまだ終わっていない。先月20日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が慶北安東(キョンブク・アンドン)のSKバイオサイエンス工場(ノババックスのワクチン委託生産)を訪問して「2000万人分のワクチンを追加で確保する可能性が開かれた」と話した。約20日が過ぎたが、ノババックスとSKの技術移転交渉が続いている。保健福祉部関係者は「大きな問題は片付けられ、細部事項を整えていると承知している」と話した。この交渉が終わってこそSK側と疾病管理庁が2000万人分の供給契約を結ぶことになる。