韓国企画財政部次官、日本の「ワニの口グラフ」で国の債務に警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.04 17:31
企画財政部の安日煥(アン・イルファン)第2次官が、国の債務は増えるのに国税収入は減る日本の「ワニの口」のようなグラフを例に挙げ、財政管理の重要性を強調した。与党が全国民向けの災害支援金と対象を選別して実施する支援金を同時推進することに対し遠回しに懸念を表明したものと分析される。
安次官は4日に第2回公共機関投資執行点検会議を主宰し、「新型コロナ危機克服とともに未来世代が耐えられる国の暮らしを守るためには限定された財源を適材適所に効率的に配分する知恵が重要だ」と話した。これは「財政運営上、『多いほど良いという多多益善』よりは『必要なところに支援する適材適所』の価値がとても重要で基本」という洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官の2日のフェイスブックでの書き込みと同様の発言だ。
安次官はまた、「財政と公共部門の役割がさらに強調され、その需要が社会各所で爆発的に増加する時点で財政管理の必要性について確かめなければならない。未来世代の負担である国の債務が急増する状況で、財政支出の不可逆性を警告した日本の『ワニの口グラフ』の意味を想起しなければならない」と強調した。