【コラム】文大統領とメルケル首相の違い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.02 10:59
コロナ危機を経験し、各国指導者のその人となりが白日のもとに晒された。日本の安倍晋三前首相は手の平サイズのマスクをして右往左往しながら嘲弄の対象になった。台湾の蔡英文総統は見事な防疫で国民60%以上が支持している。欧州の指導者は前に出すものがあまりない。防疫が不十分で、経済もめちゃくちゃだ。ドイツはコロナ感染者が毎日2万人前後、累積220万人を超えるほど深刻だ。昨年成長率もマイナス6%に終わった。それでもアンゲラ・メルケル首相は国民70%の全幅的な支持を受けている。
韓国は人口10万人あたり感染者は141人だ。経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国のうち、ニュージーランド・オーストラリアについで3番目に少ない。昨年成長率はマイナス1%だ。OECDの中でも一番のファインプレーをしている。それでも文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は40%周囲に留まっている。なぜこういった違いが生じたのだろうか。決定的場面を振り返ってみよう。