韓国元外務部長官が批判「文外交、人・手続き・政策ないトランプとそっくり」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.28 08:11
「韓国に外交はあるのか」
韓昇洲(ハン・スンジュ)元外務部長官(81)が現在の韓国に投げた問いだ。韓国外交の元老である韓氏が28日付で出版した本のタイトルでもある。韓氏自ら付けたタイトルだという。韓氏は27日、中央日報とのインタビューで「現在の韓国外交はドナルド・トランプ前大統領時期の『3無外交』とそっくり」とし「外交の不在を説明し、解決策を講じようと本を出した」と話した。「生涯の最後の本だと思って書いた」と話した。
「3無外交」というのはトニー・ブリンケン米国務長官の2019年1月28日のニューヨーク・タイムズ(NYT)の寄稿文から借用した。当時、ブリンケン氏は「トランプ外交には人も手続きも政策もない」と批判した。韓氏は「韓国も同じ」とし「韓国外交には人・手続き・政策はないがコードはあるので『3無1有』」と指摘した。韓氏は「国益のための外交では数手先を見通すことが重要だが、韓国外交では感情または(国内)政治が先んじるため、次の手が見えない」とし「北朝鮮との関係改善という優先的な目標のために、他の主要政策であり戦略的な思考が不足しているのではないかと思う」と指摘した。