EEZもまだ確定できていない韓中、複雑に絡まり合った境界線は時限爆弾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.27 08:37
西海(ソヘ、黄海)には韓国と中国がそれぞれ設定した境界線が複雑に交差する。両国が合意できていない境界線が互いに交錯しているのだ。そのため両国関係において、いつでも雷管になる恐れがある。特に両国は排他的経済水域(EEZ)をまだ確定できていない。EEZは領土から12カイリ(22キロ)離れた海上に引かれた海洋主権境界線である領海より遠くに設定されている。誰でもEEZを自由に通航できるが、資源開発や漁業活動などは管轄国家から許可を受けないとできない。
EEZは領海から200カイリ(370キロ)まで宣言することができる。ところが西海では韓中がそれぞれEEZとして主張した海域が相当部分重なる。両国は国連海洋法条約とは別に、西海EEZ境界線に対する条約を結ばなければならないが、2001年重複海域に「暫定措置水域」を設定した後、まだ合意に達することができていない状態だ。
それでも中国は暫定措置水域で海軍戦闘艦や潜水艦の活動領域を拡大させている。中国は西海管轄権の境界線の基点を東経124度に決めて、これを基準として中国海上作戦区域(AO)も設定した。