韓国統一部長官「旧正月を契機に離散家族の画像対面が始まることを願う」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.25 16:22
韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は25日、「今回の旧正月を契機に、北朝鮮と離散家族の画像対面からでも始められたらと思う。新型コロナウイルス(新型肺炎)事態が落ち着き次第、南北が一緒に記念できる日に離散家族対面を推進する」と話した。李長官はこの日の画像記者懇談会で「米国新政権と政策的調整を進め、韓半島(朝鮮半島)平和プロセス再稼働の環境を整えていく」と明らかにした。
李長官は2021年を「統一部の時間」と表現し、南北関係の改善に積極的かつ主導的な役割を果たしていくと強調した。昨年6月北朝鮮による南北連絡事務所爆破以来、南北間の実質的な対話が断絶し、ジョー・バイデン政府発足により不確実性が高まる状況で、統一部が南北および米朝関係の改善に最大限その役割を果たすという意志を表明したとみることができる。李長官は「韓半島情勢が変曲点に入り、状況の変化を作り出すのに今年こそ統一部の時間」としながら「(南北間で)緊張を誘発しながら進むよりは、非常に真剣に互いの可能性を探索・観望しながら接近しているので、今年は機会の時間とすることができる」と話した。
20日に発足したバイデン政府については「韓半島情勢と政策に精通し、何より(バイデン大統領が)金大中(キム・デジュン)前大統領の太陽政策を非常に支持して尊敬してきた人なので、そうしたところから接近することができる」とし「韓米間の見解の違いを言う前に、共通して注力して、それを発展させる努力が必要な時点」と話した。あわせて「(バイデン大統領は)候補時期に北朝鮮が核能力を減らすなら首脳会談ができるという立場だった」とし「(バイデン政府は)政府の(北朝鮮政策である)段階的接近とともに進むことができるところが多そうだ」と付け加えた。