【コラム】コロナワクチンと炭素中立化技術が未来を決める=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.25 15:51
新年は科学技術界にとって非常に意味深いものといえる。韓国政府の研究開発予算が前年比13.2%増加して27兆4000億ウォン(約2兆5700億円)に達した。現政権がスタートした2017年(19兆3927億ウォン)に比べて4年間で41%増えた。しばらく停滞状態だった政府の研究開発費が大幅に増加することになった原因は、新型コロナウイルス(新型肺炎)感染病への対応とあわせて、デジタル・ニューディールとグリーン・ニューディール、素材・部品・装備の自立に対する国民的な期待が高かったためだ。
期待に応じた結果もあった。2019年日本が素材・部品を武器に圧迫してきたとき、韓国は比較的スマートに対応した。半導体産業がストップするかもしれないという国家的危機意識の中で、産業界・大学・研究所などは力を合わせて技術を開発した。これ以上、日本の輸出規制の圧迫が効かなくなった。
◆コロナとともに生きる世の中