【社説】韓国政府、「韓米同盟が最優先」と表明すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.22 10:11
ジョー・バイデン氏が21日(韓国時間)、米国の第46代大統領に公式就任した。ドナルド・トランプ前大統領の熱烈な支持層がワシントン議事堂を占拠するほど極端な分裂を見せていた米国が、バイデン大統領の就任を契機に分裂した国を統合し、地に落ちた世界的リーダーシップを再建することを願う。
バイデン大統領も期待に応えるように就任演説で「私の魂のすべては統合にある」と宣言した。また、「同盟を回復して再び世界に関与するだろう」と強調し、トランプ氏の「米国一方主義」を廃棄し、親同盟、多者路線に回帰する意向を明らかにした。
「米国の帰還」を誓ったバイデン政権の発足は、韓半島(朝鮮半島)政策にも大転換を予告している。トニー・ブリンケン国務長官内定者は19日の人事聴聞会で、「対朝政策全般を再検討しなければならない」と強調した。トランプ政権の「トップダウン」の代わりに「ボトムアップ」式のアプローチなど、より慎重な対朝政策に転換する意向を明らかに明らかにしたものだ。中国に対してはトランプ政権の強硬路線を継承する立場だということも示した。