中国「韓中間の感情害してはならない」としつつも「泡菜は韓国でキムチと呼ぶ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.21 16:21
韓国の伝統的な食べ物のキムチをめぐる韓中起源論争が高まると、中国政府が韓中間感情を害してはならないと鎮火作業を始めた。しかし、「中国の泡菜を韓半島(朝鮮半島)と朝鮮族がキムチと呼ぶ」と発言し、議論にさらに油を注ぐ格好になった。
20日、華春瑩中国外交部報道官は定例記者会見で、最近韓中両国でキムチの起源問題をめぐる議論が熱いことについてコメントを求められると、「私は食品問題分野の専門家ではない」としたうえで、「私の考えでは泡菜は塩漬けにした発酵食品の一種で、一部の少数の国と地域にだけあるものではない。中国には泡菜があり、韓半島と中国の朝鮮族は皆キムチと呼ぶ」と述べた。
この発言は、事実上キムチと泡菜が同じだということだ。続けて華報道官は、「このようなものは、互いに通じるところがあるが、材料や味、調理法などはそれぞれ特有の特色を持っている」とし「各国は泡菜問題を美食の次元で有益かつ友好的な交流を経て進めるべきだと思う」と付け加えたが、オンライン上で広がる議論を防ぐには力不足と見られる。