【社説】韓国の新任外交部長官、バイデン時代の外交に適合しているか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.21 10:07
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨日、3部署の改閣に踏み切った。今回の人事で現政権で最長期間在任した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領外交安保特別補佐官に交替される。朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官と朴映宣(パク・ヨンソン)中小ベンチャー企業部長官の後任にはそれぞれ共に民主党の黄熙(ファン・ヒ)、権七勝(クォン・ チルスン)議員が内定した。野党は「その場凌ぎ・回転門人事」と批判した。鄭氏はこの政府初代の国家安保室長を3年間務め、黄氏・権氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府出身が集まった「みみずくの会(文大統領寄り側近の親睦会)」メンバーだ。国民の力のチェ・ヒョンドゥ報道官は「大統領側近以外には長官候補がそんなにいないのか」と指摘した。
康京和長官は在任の期間に「無能論」に苦しめられた。自分の声を出すことができず「目に見えない長官」「人形」という汚名まで着せられた。韓米同盟、韓日関係が危機に処したという懸念の声があがった。それでも文大統領は3年7カ月もかたくなに康氏に外交部長官を任せた。その間、韓国外交は孤立無援の立場に置かれた。