また漂流するコロナ起源調査…調査範囲をめぐり米中間神経戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.20 10:08
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の起源を探る現場調査が曲折の末に始まったが、調査範囲をめぐって米国と中国が対立している。
18日(現地時間)、世界保健機関(WHO)会議で米国と中国が現在進められている新型肺炎の起源調査をめぐって神経戦を繰り広げたとロイター通信が報じた。WHO国際調査チームは中国当局のビザ問題の提起で入国の手続きが遅れて14日湖北省武漢に到着した。今は現場調査を控えて2週間隔離に入っている状況だ。だが、調査団の研究範囲と日程はまだ不明だ。
この日、ギャレット・グリグスビー米代表は調査団にさらに広範な接近権を与えなければならないと促した。彼は「人と武漢市場から採取した動物、環境サンプルに対するすべての資料を共有しなければならない」として「遺伝子データの比較分析は新型肺炎の大流行を触発した起源を探るのに必要だ」と話した。また「調査チームが2019年末ウイルスが初めて出現した当時、看病人、以前に感染した患者、実験室従事者などをインタビューするべきだ」と要求した。オーストラリア代表も「調査チームが資料と情報に接近するべきだ」と強調した。