【グローバルフォーカス】米議会占拠事態が同盟国に示唆すること
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.15 14:53
多くの米国人が嘆き悲しんでいる。1797年に米初代大統領のジョージ・ワシントンが後任のジョン・アダムスに席を譲って大統領から退いて以来、すべての米国大統領は平和かつ民主的な方式で政権を移行した。ところがトランプ大統領は新ファシスト、反ユダヤ主義者、白人優越主義者、Qアノン追従者を煽り、米連邦議会議事堂乱入という前例のない事態を誘発した。議会で推進中のトランプ大統領弾劾は、1月20日のバイデン氏の大統領就任までトランプ大統領の追加の挑発を防ぐという意図を内包している。
暴徒の議会占拠は米国の競争国にはこの上ない好材料だ。中国は民主主義は混沌としていて危険であり、米国は衰退しているという主張の根拠としてこれを活用するだろう。ロシアのプーチン大統領はロシアの組織がソーシャルメディアボット(bot)で白人民族主義とトランプ大統領に対する極端な支持を助長し、このような大きな結実を得たという事実に喜んでいるだろう。