韓国裁判所「朴元淳前ソウル市長のセクハラは事実…精神的苦痛負わせた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.15 09:05
韓国の裁判所が朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の秘書セクハラ容疑を一部認める判断を下した。同僚を性暴行した容疑で起訴された前ソウル市長秘書室公務員に対する裁判でだ。これに先立ち、朴前市長セクハラ被訴事件を捜査していた警察は、朴前市長の死亡を理由に「公訴権なし」として終結した。警察はソウル市関係者のほう助疑惑も無嫌疑との結論を出した。
ソウル中央地裁刑事合意31部(裁判長チョ・ソンピル)は14日、準強姦致傷容疑で起訴されたソウル市公務員A被告に対する宣告公判で懲役3年6月を宣告し、A被告を法廷拘束した。A被告はソウル市長秘書室所属だった昨年4月、会食後に職場の同僚に対して性暴行行為を働き傷害を負わせた容疑で起訴された。
裁判所は「抗拒不能状態だった被害者を姦淫して傷害を負わせた事案で、罪質が良くない」とし「さらに職場同僚を相手に犯行を犯し、2次被害が相当で被害者が社会復帰するにあたっても困難を経験している」と量刑理由を明らかにした。