イランの韓国人抑留者釈放…「創意的方案」予告したが結果は「手ぶら」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.14 07:51
韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官が今月10~12日、韓国人抑留者釈放を目標にイランを訪問したが、交渉は事実上成果なく終結した。
当初、今回の崔次官のイラン訪問は、抑留者釈放問題とは別に両国間の人道的交流拡大などのために以前から調整されていた日程だったため、抑留解除に集中するには限界があった。それでも現地を訪れて直接顔を合わせる交渉を進めても成果を出すことができなかったことから「戦略不在」論争を呼びそうだ。
元高位外交官は「イランは人道的交流の拡大と資金凍結解除を望む反面、韓国は船舶抑留解除を要請するためにイランを訪問したということは、交渉の議題すら調整されていなかったという意味」とし「船舶拿捕のような葛藤局面では高官訪問は慎重に決めなければならず、訪問することを決めたなら無条件で成果を出さなければならなかったが、2つとも失敗した」と指摘した。