【中央時評】年初から北朝鮮の高圧的な応手打診
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.13 15:54
年初に平壌(ピョンヤン)で開催された労働党第8回大会は今後の北朝鮮の行路を決める場だった。背景には北朝鮮の経済難、対南対米関係の膠着、バイデン氏の米大統領当選があった。ところが金正恩(キム・ジョンウン)委員長が提示した政策に前向きな点はほとんどなかった。しかし注目すべき内容と微妙な含意はあった。
経済問題について金正恩委員長は5カ年計画の成果を出せなかったことを認め、新しい目標を提示したが、接近方法は依然として自力更生を強調した。成果が疑問視される。
軍事問題について金委員長は軍事力の持続的強化を強調し、これを党の規約に入れた。非核化には言及もしなかった。また戦術核と中・短距離ミサイルを戦略核と長距離ミサイルに劣らず強調した。金委員長は韓半島(朝鮮半島)地域の脅威を主導的に統制すべきだとし、戦術核を浮き彫りにした。戦術核の打撃対象は韓国、日本と域内の米軍基地だ。我々が実感する核の脅威であり、注目される。