韓国外交次官に不満浴びせたイラン「凍結資金の利子も受け取れていない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.12 17:52
韓国船籍のタンカーを拿捕したイランが、拘束した韓国人の解放について、「イラン国内の司法手続きに従う」という立場を再確認した。これに対し韓国にある凍結資金については「利子も受け取れずにいる」と不満を隠さなかった。イラン側が10日からイランを訪れ交渉を進めた外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官にこうした立場を固守したことから韓国人船員5人の拘束が長引くのではないかとの懸念が大きくなっている。崔次官は12日に公式日程を終えカタールに向け出国する。
解放交渉の障害は結局韓国の都市銀行に凍結されているイランの原油輸出代金70億ドルの問題だった。イラン側は継続して凍結資金と船舶拿捕は別個の問題だと主張したが、交渉では原油輸出代金をめぐり韓国を批判し続けた。外交部関係者は12日、「船舶拘束に強く抗議し早急な解放を要請しているが、イラン側は決められた司法手続きを待ってほしいという立場だ」とし、凍結資金と関連しては「イラン側が自分たちの希望事項を詳細に話している」と話した。
◇「利子も受け取れていない」凍結資金抗議したイラン