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【グローバルアイ】日本から福袋が消えた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.05 10:43
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いつもに増して福が必要な新年なのに、「福袋」が消えた!新年初めのデパートと商店の前に並んでいるはずの「福袋」は私が好きな風景の一つだった。何が入っているのか分からないまま買ってきて、福袋の中に入っている品物で今年一年の運勢を占う楽しさ。有名デパートの福袋には購入価格をはるかに超える品物が入っていることから、人々はこれを求めようと何時間も列に並んだりした。開店と同時に全速力で走っていって福袋の争奪戦を繰り広げる人々を見ると、普段は欲望を全く表に出さずに暮らしている日本人も「やはり同じ人間なんだ」と思い、なんとも言えない安堵を感じたものだった。

今年、日本から福袋が消えたのは、言うまでもなく新型コロナウイルス(新型肺炎)のせいだ。人々が集まることを避けるために多くの店舗が福袋を置かないか、オンライン販売に代えた。年初に覗きに行ったデパートには思ったより多くの人々が行き来していたが、以前のような活気はどこにもなかった。気のせいか、道行く人々の表情には疲労が滲んでいた。

 
一方では突然人生の境界に立つことになった人々がいた。3日、東京千代田区にある聖イグナチオ教会。新型コロナで職場を失い、家を失い、貧困状況に陥ってしまった人々のための相談所が用意された。日本国内40余りの社会団体が参加した「新型コロナ災害緊急アクション」が準備した相談所だ。この日12時から16時まで300人余りが利用したという。

30代ほどと見られる一人の男性が法律相談のためにここにやってきた。「コロナで職場を失い、家賃が出せなくて追い出されたそうです。今は東京都が運営する臨時宿舎に住んでいるとのことです」。相談を終えた弁護士が代わりに事情を語る。横の部屋に用意された食堂ではボランティアメンバーが今すぐ食べるものを手に入れることができない人々に、弁当や菓子、飲み物などを忙しそうに手渡している。先程の男性が食べ物がいっぱい入った「福袋」を手に、ややほぐれた表情で教会を出る。

「わくわく」「希望」などの言葉を口にするのは後ろめたい気持ちになる新年だ。私の前途も広く果てしない。だから周辺を見回す余裕のようなものはない。だが、その中でも底なし沼に落ちる寸前の誰かを引き上げ、福袋を渡す人々がいた。一人のボランティアメンバーがこう話した。「ここに来る人たちの多くは、コロナ前なら本当に平凡に暮らしていた人々です。私たちの生活の基盤というのがどれほど弱いものか、感染病のせいで知ることになったと言ったらいいでしょうか」

手ぶらで家に帰るには少し物足りなかったので、好きなパン屋に立ち寄って「ランダムパン」福袋を買った。「当然」おいしいパンが多く、食べられないパンはなかった。今年一年、耐えられることだけしか起きないという意味かなと、勝手に解釈した。

イ・ヨンヒ/東京特派員

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