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劉承ミン元議員「文大統領、精神勝利…ワクチン確保失敗、接種遅れたのは事実」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.29 09:25
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「新型コロナウイルスワクチンを確保できていないというのは事実でない」という文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言に、劉承ミン(ユ・スンミン)元未来統合党(現「国民の力」)議員が「すごい精神勝利。ワクチン確保に失敗して接種が遅れたのは『事実』」と批判した。

劉元議員は28日にフェイスブックを通じ、「ワクチン確保に失敗して接種が遅れた『事実』に対しきょう大統領は『事実でない』と話した。きょうも間違いなくK防疫が世界の標準だと自慢するのに忙しかった。これほどなら本当にすごい精神勝利」と書き込んだ。

 
彼は「国民のだれもが知る事実をめぐり『事実でない』と言い張る大統領を見つめるのは国民としても苦しいこと。本当にそのように信じているのか、そうでなければ偽りだと知りながら泰然としていたのか、大統領をどのように理解すべきなのか」とした。その上で「事実を認めて誤りを反省することが文在寅大統領にはそんなに難しいことなのか」と反問した。

文大統領はこの日青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)で主宰した首席秘書官・補佐官懐疑の冒頭発言で、「韓国がワクチンを十分に確保できなかったとか、接種が遅れるという心配が一部にある。事実でない。政府は数カ月前から汎政府支援体系を稼動し、専門家らの意見を聞きながらワクチン確保に万全を期してきた。また、ワクチン接種の戦略と目標に対して何回も明らかにした」と話した。

その上で「当初の方針に基づいてつまずくことなく進めている。すでに十分な量を確保しており、突発状況に備えた追加確保を推進しているとした。

文大統領はまた、「K防疫の成功要因として、迅速な検査(Test)、追跡(Trace)、治療(Treat)と続く3Tを挙げる。K防疫の3Tはすでに世界の標準になった。しかし多くの国でさらに高く評価しうらやむのは韓国国民の高い市民意識と共同体意識だ」「韓国国民の高い協力と参加こそ数値で計量できない真のK防疫の成功要因」と付け加えた。

「国民の力」のペ・ジュンヨン報道官は同日の論評で「きょうも大統領はバラ色の見通しを並べるのに忙しかった。今回の変異種事態もやはりコロナ事態初期の失策が繰り返されないか懸念される。来年1月末までにすべての国の新規入国を原則的に認めない方針を緊急発表した日本と違い、韓国政府は依然として英国発の直行便だけ遮断するという」と指摘した。

ペ報道官は「英国と南アフリカを経由した他の国からの入国者にも陰性確認書の提出を義務付けるというが、これはその場しのぎの対策にすぎない。英国を超えて他の国を経由して変異種を防ぐ対策を先制的にまとめなければならない。政府・与党は『国民の力』が提案した韓米ワクチンスワップ案を含むあらゆる方法を交渉テーブルにのせ積極的に議論してほしい」とした。

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    2020.12.29 09:25
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    劉承ミン元議員。[中央フォト]
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