「尹検察総長の懲戒効力停止」…大統領の決定を裁判所が覆す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.25 09:06
尹総長が業務を再開すれば、ライム資産運用やオプティマス資産運用など大型金融ファンド詐欺に関与した疑惑を受ける与党の要人に対する捜査も加速する可能性がある。ソウル南部地検が担当したライム事態関連のキム・ボンヒョン元スターモビリティー会長の政界・官界ロビー疑惑の捜査は依然として進行中だ。
オプティマス事件に関連しては李洛淵(イ・ナギョン)共に民主党代表の側近が政治資金法違反で検察に召喚されて取り調べを受けた。検察は召喚前に李代表の周辺にも捜査を行ったが、取り調べを受けた李代表の側近が自殺した後からは追加の召喚日程が公開されなかった。
ただ、ある検事は「停職2カ月の効力が裁判所の認容でしばらく停止したとはいえ、与党がどんな形で攻撃するかが分からず、組織内部でも憂慮の声が多い」とし「尹総長が求心点な役割をすべきだ」と述べた。